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NATIVE WORKS.からのお知らせ
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◎森のトリドリミドリvol.2のご報告

大変遅くなりましたが、先日行った『森のトリドリミドリvol.2』
のご報告です。

平日の開催だったのですが、たくさんの方がご参加下さいました。
ありがとうございました。
しかも、今年はキャンセル待ちまででてしまい、
参加して頂けなかった方には、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
本当、興味を持って頂いた方には、皆さんに参加して頂きたかった。。。
これに懲りず、次回開催の際に、ご参加頂ければ幸いです。

さて、今回のトリドリミドリ。
平日開催ということもあり、建築士さんや作家さん、庭師さんに
ショップの方など、自営業の方が大半でとても面白いメンバーとなりました。

少し長くなりますので、ご興味のございます方は続きをどうぞ。


am9:30、興福寺五重塔前を出発。
今回の参加者は、15名。ガイドさんと私たちを含めて19名でのツアーです。


まず、今回のガイドさんのご紹介。

左の写真が、巨樹に精通されている酒井さん。
昨年の河原さんと同じで、奈良巨樹・古木の会『グリーンあすなら』に
所属されているボランティアガイドさんです。
個人でも、ガイドをお願いできるので、興味のある方は、
グリーンあすならさんにご連絡を。
一人300円〜500円でお願いできます。
(この費用は、木の保護などグリーンあすならの活動費とされます)

右の写真は、昨年に引き続き、野鳥のガイド担当の小野さん。
フィールドスコープを片手に原始林を一緒に歩いてくださいます。
そして、鳥の声を聴いて、何が鳴いているか教えてくれるのです。
私たちも大好きな野鳥ですが、まだまだ声だけで分かるのは極一部。
小野さんがいてくれると、本当に助かります。

そんなお二人と一緒に歩きました。


原始林に向かう途中にも、面白い木や巨樹がいっぱい。
鳥さんも、実は奈良公園内の方がたくさん見れるのです。
森は森で、森でしか見れない鳥さんがいるのですが、なかなか姿を見せてはくれません。


こちらは国立博物館周辺にある『サイカチ』の木。すごいトゲトゲが付いてます。
昔、お屋敷などの屋根裏に忍者避けにこのトゲを置いていたとか…
踏んだら痛そうですね〜
マメ科の植物で、秋には、豆果を付けるらしいです。そしてその豆の莢は、
石鹸として使われていたみたいですよ。
奈良公園には、この木1本だけなので、気になる方は、探してみて下さい!


左は、切り株の根元。なんか変な形になっています。
なんでも、色んな人に踏まれて、ストレスがたまってこんなになってしまったとか… 

右は、昨年も見た、『ムクロジ』の木。
中から、竹が生えているなんて…栄養を取られて大丈夫なんだろうかと
心配になりますが、木は、表面が大事なんだそうです。
栄養は表面からとるそうで、なので表面を傷つけると、弱ってしまうのです。
そういわれてみたら、中が空洞の木が、生き生きと育っているのをよく見る
ような気がします。
なるほど〜いい勉強になりました。


「この〜木 何の木 気になる木〜♪」と歌いたくなる立派な木。
飛火野にある『クスノキ』。
明治41年に植樹された木です。周囲に日光を遮るものがなく、すくすくと
大きく育っています。


奈良公園ならではのディアーラインのお話などもして頂きました。
奈良公園の生態系にはかかせない、陰の働き者『コガネムシ』、この日もせっせと
働いておりました。
奈良公園の生態系やディアーラインのことなど、前回の報告で触れているので、
興味のある方は、読んでみて下さい。→


クスノキやスギの巨樹たち。


そして、原始林に。
今年も原始林を楽しんでもらうために、登りは『滝坂の道』を歩きました。
昔、柳生に抜けるために作られた、石畳の道。
石がゴロゴロしているため、少し足場が悪く、体力を奪われます。

途中途中で見かける大木が倒れた跡。
こうやって、木が根こそぎ倒れる原因のひとつに鹿の増加があるのです。
昨年の報告でも少しだけ触れたのですが、近年、鹿が奈良公園の芝のキャパを
超えているのです。
温暖化で、暖かくなったせいか自然死する鹿が減ったことと、人間が過剰に餌を
あげてしまっているのも問題だとか。
パンの耳や野菜クズを大量にあげている方も多いのもよくないみたい。
主食の芝のキャパを超えた鹿達は、原始林に入り、
幼木や下草を食べ尽くし、若い木々が育たず、踏ん張りがきかなくなった所に
台風などの天災により倒れてしまったようです。

緑豊かに見える森ですが、危機的状況であることは間違いないのです。
そして、その原因を作っているのは、まぎれもなく私たち人間であること。
原始林にはいる度、癒されるとともに感じることでもあります。
だからこそ、私たち人間が守っていかなくてはならないことだと思うのです。


そうそう、この季節は、『ツバキ』が所々に咲いていて、
緑の中に点々と赤いツバキ、とても綺麗でした。

樹皮の表情が特徴的な『カラスザンショウ』
イボイボした感じ、若木の頃は、このイボイボがトゲトゲなんですって。
年をとって、丸くなったってことでしょうか。人間と同じですね(笑)


豊臣秀吉が植樹させたという、『スギ』
根元にツバキがお供えされていました。ツバキと山桜の花びら。


pm12:30首切り地蔵の休憩所でお昼休み。
ランチの後は、酒井さんが持ってきてくれた煎ったシイの実(ツブラジイ)
を皆で食べました。
ちょっと煎りすぎたらしく、硬かったけど、香ばしくて美味しかったです。
もっと、煎ったらどんぐりコーヒーが出来そう。

そして、午後からは、下りです。
下りは、遊歩道を通って帰ります。
車が通れるくらいの道で、なだらかな斜面なので、ゆっくり観察しながら、
お話ししながら歩きました。


途中で発見!
何かの巣穴?ムササビくんではないかとのお話。
そうそう、奈良公園にはムササビ君も生息しています。
私たちは、まだ見たことがないのですが、夕方〜夜に見れるらしいです。
東大寺の南大門にも住んでいるとか…
気になります〜

そして、今までに見たことのない光景が。。。
木の根元をビニールシートで覆ってありました。
話を聞くと、近年多発している『ナラ枯れ』の防除をしているとのこと。
ナラ枯れとは、カシノナガキクイムシ(カシナガ)が媒介するナラ菌により、
ミズナラ等が集団的に枯損することだそうです。
広がらないように守って下さっているんですね、感謝しないと。


下りは、各々マイペースに。
耳をすましながら、鳥の声を聞いたり、鳥を見つけては、双眼鏡で見てみたり
フィールドスコープで見せてもらったり。木に触れてみたり。

pm3:30 原始林の麓に戻り、解散。

その後、時間と体力に余裕のある方達は、NATIVE WORKS SHOP.に戻り
お茶をしながら、色んなお話で盛り上がりました。

ちなみに、今回見ることが出来た鳥さんは、
シジュウカラ、カワラヒワ、ヤマガラ、コゲラ、ツグミ、オオルリ、キビタキ、
コチドリなど。
全員が見れた訳ではないのが残念ですが、まあ、それもバードウォッチングの醍醐味。
見たい気持ちが、大きくなって、また足を運んでしまうのです。

この日、原始林では、日本三鳴鳥の『オオルリ』が、終止、綺麗なさえずりを
聞かせてくれていました。
姿の見えないオオルリさんの声のする上の方を見上げながら、
皆で耳をすましていた時が、何とも言えず心地よかったです。

本当、主催者でありながら、実は自分たちが一番楽しんでいるのかもしれないと
いつも思いながら、楽しい一日を過ごさせて頂きました。

今回、ご参加下さった皆さん、ありがとうございました。
また是非、原始林を散歩して、バードウォッチングもしてみて下さい。
そして、今回、ガイドをして下さった酒井さん、小野さん、
本当にありがとうございました。

次回の開催は、まだ未定ですが、
密かに、秋にどんぐり拾いツアーなんかどうかと考え中です。

お楽しみに。




| 報告 | 11:56 | - | - |
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